中東

ニムルド

イラクの古代都市遺跡で、紀元前9〜前7世紀のアッシリア帝国の首都。 王宮の門の両壁を人頭有翼の牡牛像が守護している。
バビロン


紀元前19〜前6世紀にかけて栄えた古代メソポタミアの都市。 イラク中部。世界七不思議の一つの空中庭園やバベルの塔があった。 画像は『バベルの塔』(P.ブリューゲル)
ウル

イラクの古代都市。 紀元前2000年頃シュメールの首都として栄えた。 巨大なジッグラト(聖塔)と多数の副葬品が出土した王妃の墓が有名。
ペルセポリス

イランの古代都市。 ペルシア帝国の首都として紀元前6世紀頃から建設された。 ダリウス1世の壮大な王宮跡がある。
パルミラ

シリアの砂漠にある隊商都市。 1〜3世紀頃に交易路として繁栄。
イェリコ

パレスチナ地方の死海北方にある世界最古の住居跡の一つ。 紀元前約7000年。
エルサレム

西南アジア、パレスチナの内陸部にある都市。 旧市街の東エルサレムはヨルダンの、新市街の西エルサレムは イスラエルの支配下にあったが、1967年の第三次中東戦争以後、 東エルサレムもイスラエルに占領されている。1980年クネセト (イスラエル議会)は、統一エルサレムはイスラエルの首都で あると決定したが、国連は無効であると決議した。
ぺトラ


ヨルダン南部。紀元前2〜後3世紀に交易で栄えた都市。 砂漠の峡谷の奥にギリシア風の淡いばら色の遺跡(エル・カズネ)がある。 ファラオの宝物庫と呼ばれていた。
メッカ

サウジアラビア西部、ヒジャーズ地方の主要都市で、イスラム教第一の聖地。 アラビア語で正しくはマッカMakkahという。人口約110万(1994推計)。 紅海沿岸から約100キロ内陸に位置し、 暑熱の荒野のなかの涸れ谷と両側の河岸段丘上に発達した都市である。 古くからザムザムという井戸を中心とするオアシス交易地として 発展していたが、カーバ神殿を有するアラブ多神教信仰の中心地 としても知られ、巡礼者を集めていた。6世紀末この地に生まれ育っ たムハンマド(マホメット)は、富裕な商人たちが崇める偶像を批判し、 唯一の神アッラーの前で万人は平等であると唱えて、 イスラム教をおこした。そのため迫害を受けて622年メディナ に移ったのち、630年メッカを無血征服し信仰の中心地とした。
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