検索エンジンで来られた方は「トップページ」から他の不思議もご覧下さい(CRC JAPAN)

巨人伝説

不思議捜査官達の意見を元に長官が作成
世界各地に残る巨人伝説が意味するものは!?
神話

神話は世界各地で語り継がれており、 全く交流が無いにも関わらず その内容が一致している場合もあるから不思議だ。 今回では、その中の巨人伝説を紹介する。

有名な神話

世界の神話で有名なのは北欧神話や、ギリシア神話だろう。 これらの神の名前は天体やゲームなどでもよく目にする。 それぞれの神話での巨人伝説を簡単に紹介しよう。

北欧神話
最初、大地も空も海も無く、 ギンヌンガガップと呼ばれる巨大な空隙だけが存在していた。 この空隙の南に炎熱の国ムスペルヘイム、 北には氷雪・霜の国ニブルヘイムがあり、 北の国からは毒を含んだ水が空隙に流れこんで 氷塊を形作っていた。 そこにムスペルヘイムから熱風が吹き込み、 氷が解けて雫が生じた。その雫には生命が宿り、 ユミールと呼ばれる巨人が誕生した。 また、このユミールが流した汗にも生命が宿り、巨人族は次々に増えていった。 また、雫から巨大な牝牛アウドムラも生まれ、巨人族はその乳を食糧としていた。 その牝牛が氷塊の中の塩見を帯びた岩をなめていると 岩の中からはブリという神が生まれた。 やがてブリはボルという息子を得る。 ボルは巨人の娘ベストラと結婚し、二人の間には オーディーン、ヴィリ、ヴェーの3兄弟が生まれた。 ユミール以下の巨人族は毒を含んだ氷から産まれた 邪悪さを持ち、この3兄弟はユミールを殺害する。 その時に流れ出したおびただしい量の血が大洪水となり、 巨人族は溺死する。 そして、ユミールの死体から天地は創造された。 その肉、血、骨、脳、歯、毛髪、まつげなどが、 天、河川、海、山、草木、クマなどに化成した。 兄弟は男性をトネリコの木、 ニレの木からは女性を創造し、 オーディンが生命と息、ヴィリが知恵と自由、 ヴェーが言葉と耳と眠りを与えた。

ギリシア神話
始めにカオス(混沌)があり、カオスからは大地の 女神であるガイアが生まれた。 ガイアからは海の神ポントス、暗黒の神エレボス、 愛の女神エロス、天の神ウラノスが生まれ、こうして世界が出来上がった。 そして、ガイアとウラノスは結婚し、 男女それぞれ6人の子供が出来た。 これが最初の種族であるティターン(タイタン)族である。 ガイアはさらに一つ目の巨人であるキュクロプスと、 ヘカトンケイルを3人ずつ生んだ。しかし、 ウラノスは自分の子供をかわいがろうとせず、 地の底へ閉じ込めてしまう。 ガイアはこれを見て子供を集め、 子供に協力を求め、そのうちの一人であるクロノスは ウラノスの寝込みを襲って男性器を鎌で切断し、 ウラノスに代わって神になり、姉であるレイアと結婚して 子供を作った。

しかし、クロノスは子供が自分が超え、神になることを 恐れ、子供達が生まれては飲み込んでしまう。 これを知ったクロノスの妻、レイアはクロノスに 内緒でクレタ島でゼウスを出産した。 ゼウスが成長するとクロノスから兄弟を吐き出させることを成功し、 兄弟と共にオリンポスの山にたてこもり、クロノス、ティターン族に戦いを挑む。 10年の激戦の末、ガイアによって閉じ込められていた キュクロプスとヘカトンケイルをゼウスが開放し、勝利した。 そして、ゼウスはティターン族の生き残りであるプロメテウスに人類を作らせた。

神話と巨人伝説の真実

北欧神話、ギリシア神話などのように巨人伝説は 世界各地で語り継がれてきた。 これは一体何を意味しているのだろうか。 一部では実際に巨人がいたと考えている人々もいるが、 個人的な意見を言わせてもらえればそれは無理がある。 また、大きく成長した人が巨人伝説の元になったともいわれている。 それならば、成長ホルモンや体質などを考慮すれば可能性はあるが、 3、4メートルを超えるようなことはない。 そのため、この伝説はまだ見ぬ果ての地球、宇宙の神秘さに驚き、 巨人がそれを支えているなどという考えに至ったのだろう。 また、ごく一部であると思うが、恐竜の骨を発見し、 それが人の骨だと思った可能性はあり、歴史上でも 巨人であると間違えた事件は有名である。 それにしても、この巨人伝説や、様々な伝説が共通の内容を 含んでいる点については実に注目に値する…

トップページへ戻る