15.環境操作プログラム
「環境操作プログラムスタンバイ」 ジミーがこう言うと次々にプログラムが入力されていった。 「準備完了です」 「発射しろ」 発射の合図と共にシップに詰まれている 巨大な弾頭は次々に発射されていった。 「全て適正コースで命中しました」 この知らせを聞いてジミーはシップ内放送用のマイクに向かって 話し出した。 「こちらコックピット。今、環境操作プログラム のための弾頭が全て命中しました。 これにより、あの惑星は一定時間 の間、プログラム通りに高速で環境が変化します。 しかし、高速といっても "チキュウ"で46億年かかって築き上げた環境を 約2000年で終了させるというものです。 そのため、普通に生活していては我々は その変化した惑星を見ることは出来ません。 この問題を解決するため、 1時間後に保存プログラムを実行します」 |