7.決断
「今後、地下施設はどうなるのだ?」 代表は研究者達に向かって静かに話した。 「我々の計算では、世界全国民の人口では 現在の地下施設の環境は悪化していくのみですが、 一部のグループだけなら、何とか生活を営むことは出来ると思われます。 しかし、場所によっては地下施設が崩壊する可能性があり、保障は出来ませんが…」 「・・・・・・」 「分かった。ありがとう」 代表は決断した。 「反対派のグループは今後どうされますか?」 世界政府の補佐は、代表に向かって質問した。 「我々は出発すると伝えろ」 反対派のグループには研究者達の コメントは伝えられたが、決断は変わらなかった」 時刻9時50分 赤いランプが点灯し、出発の用意は最終段階に入った。 |