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生存を賭けたサバイバル

担当:長官
突然の事故・漂流…様々な状況から生き残れ!!
注意: 注意を払い、作成しておりますが、 誤情報や、記した対処法が状況により異なる可能性があります。 また、当サイトは起こった問題などに対し、免責とさせていただきます。
1.序章


我々の周りには常に危険がつきまとっている。 例えば海洋での漂流、山での遭難などが挙げられる。 これらの突然の事態に対し、我々はなす術(すべ)が無いのだろうか。 今回は、 日常生活を越えた緊急事態に対しての対処法を追求する。 もちろん、このページだけでは全ての事態に対しての情報量は 十分ではないだろう。 しかし、仮にこれらの事態に直面してしまった時に 少しでも生存につながる"道しるべ"になって頂ければ幸いである。

2.事故が起きる場所

事故には様々な状況が存在する。 場所については海上と陸上が圧倒的に多い。 つまり、海上と陸上に関する知識により生存確率は 格段に上昇する可能性を秘めている。

3.サバイバル。それは祖先が行ってきた行動である

サバイバル。 この単語は日本では幅広い意味を指している。 特に最近ではアウトドアなどと共に出てくることが多い。 しかし、本来はサバイバルは「生き残りを賭けた戦い」という比重が大きい。 例えば、事故により日常生活から切り離された時のような状況である。 このような事態に対し、現在の我々は限りなく無力だ。 しかし、その状況は我々の祖先が行ってきた行動と共にあり、 少なくとも我々にもそれが生き続けているのではないだろうか。

4.生存に必要な"カギ"

生活の中で最低限必要になってくることは"衣・食・住"である。 しかし、サバイバルにおいては衣服は気候により応用すればよい。 一番の問題は住居と食糧だ。

5.サバイバルの手順

大規模な事故が起きた場合は基本的に以下に従う。 常に救助を意識すること。

1.生存者の確認
2.応急処置
3.衣類とサバイバル用品の確保
4.シェルターの確保
5.火・水・食料の確保
6.休息・これからの対策

6.水。それは動物にとっても必要だ


遭難などの際、衣・食・住を確保する必要がある。 また、食糧の一部だが、水も必要である。 はたしてこれらはどうすれば良いだろうか。 砂漠などそれらを手に入れるのに困難な場所は存在する。 しかし、文明社会から離れて生活している部族や、 動物はどうしているのかということを考えることにより 解決する場合もある。 特に動物については世界中に幅広く分布している。 そのため、動物を観察し、水などの場所を探すことが出来る。 しかし、注意しなければならないことは その動物にとっては無害でも我々にとっては有害なことも あるということだ。 また、動物に近寄る場合には風下から接近していくと見つかりにくい。

7.生命をつなぐ綱『サバイバルの道具』

突然の状況の中ではサバイバルに役立つ道具を集めることは 困難かもしれない。 しかし、ナイフや救命用品などは、飛行機など乗っていたもの に積まれている場合もあるため可能ならば発見したい。 また、これからアウトドアなどに行く予定の方は まず虫眼鏡を持っていくことを推奨する。 これにより火が起こせるからだ。 水などを持っていくことは困難である。 しかし、虫眼鏡はそれほど負担にはならないだろう。 火を起こす場合はレンズを傾けて火をつければよい。 また、鏡は日中の救助の際に役に立つだろう。 アウトドアでは既に必須アイテムとなっているが、 ナイフも持参していくとよい。この際は、砥石 も持っていくことを出来る限り心がけたい。 しかし、一番大切なものを我々は常に持っている。 それは、知能だ。 一番大事なことは、今持っているものなどを うまく利用して新しいものを創造することなのである。 また、様々なもので必要な物の 代用ができる可能性があることを 少し気にとめていると良い。 例えばベルトの金属部を少し研磨することにより 鏡と同様の効果があるということや、 シルク(絹)の布で金属をこするとコンパスになる ということなどである。

8.生か、それとも死か。全てはこれで決まる『応急手当』

サバイバル状況では応急手当により生死がわかれる場合もあるだろう。 そこで、この章では、応急手当の方法に少し触れておく。 必要に応じて各自、詳しく調べて欲しい。

人工呼吸・心肺蘇生法(心臓マッサージ)

応急手当(人工呼吸 etc) を行ううえで大事なのはまず安全の確保である。 次にABC診断だ。 ABC診断とは気道(AIRWAY)、呼吸(BREATHING)、脈拍(CIRCULATION) の頭文字をとったものである。 まず気道を確認する。この際、何もつまっていないか確認する。 呼吸を確認するには胸の動きを見たり、鼻や口から 息をしているか確認する。脈拍については 規則正しく打っているか確認する。 脈があり、呼吸が止まっている場合は 気道に何も入っていないことを確認後、 人工呼吸を行う。人工呼吸は頭を後ろに傾け、 鼻をつまみ、5秒に一回程度、息を吹き込む。 この際に息を吹き返したら人工呼吸を中止する。 呼吸・脈拍ともに止まっている場合は心肺蘇生法(心臓マッサージ) を行う。これは基本的に訓練を受けた者がすることになっているが、 臨機応変に対応するべきであろう。 これを行う時は脈拍が止まっていることが条件なので、 脈拍があるときは絶対に行ってはならない。 心臓マッサージのは胸骨の下部に手を当て、1分間に 80回のペースで行う。また、15回ごとに2回人工呼吸を行う。 2人いる場合は5回ごとに1回人工呼吸をする。

物がつまったときの対処法

第三者が意識があって、食べ物がつまったときには 相手の頭を低くして、背中か何回か叩く。 これでも取れない場合は相手の後ろに立ち、 胸骨の下にこぶしをいれ、もう片方でこぶしを押さえ、 引き上げるように押す。 相手の意識が無い場合は指やピンセットなどで取り出す。 その後、呼吸が止まっていたら人工呼吸をする(上記を参照) もし、自分が物につまってしまったという立場なら、手で腹部を押して なんとか取り出せられるよう挑戦する。

出血をしてしまった場合の対処法

怪我を負って出血をしてしまった場合、傷口を押さえ、ガーゼなどで 止血をする。出血が続くようならそれを外さずさらにその上に重ねる。 また、内蔵からの出血の場合は 咳き込んで血液が出るので気付く場合がある。 この場合は何も食べさせてはならない。 傷口からの出血をしてしまった場合は毎日化膿していないか どうか確認し、清潔にする。 もし、化膿してしまった場合は温湿布があれば、 30分つけて、洗い流す。 ウジ虫がわいている場合は腐った組織を食べてしまうまで そのままにしておき、赤くはれて痛みがあるようならば それは健康な組織を食べている証拠なので、火を付けたり、 減菌水や、小便で洗い流す。

ヘビにかまれてしまった場合の対処法

毒ヘビにかまれてしまった場合は 血清がないために、生死に関わる危険な状態を引き起こすことがある。 手足をかまれた場合は、傷の上下に指一本くらいの長さで 圧迫帯をする。一つしか圧迫帯が無い場合は、 心臓の間にする。 この際、きつく縛るが、血液の循環を妨げてはならない。 また、アイスパックがあれば傷口の上に当てる。 毒を口を吸い出そうとするとかえって危険な事もある。 また、薬・タバコなどは飲んだりしないこと。

虫にかまれたり刺された場合の対処法

針を抜き、アイスパックがあれば患部に当てる。 怪我が深刻な場合はヘビと同様。

毒キノコや毒薬を飲んだ場合の対処法

横を向かせて、喉に指を二本入れて吐かせる。

寄生虫の予防・対処法

寄生虫を避けるには人糞に接触した肉や野菜を生で 食べず、出来る限り裸足で歩かないことである。 日頃から唐辛子を食べることで予防できる可能性が高いが、 もし、寄生虫が寄生してしまったら塩水を飲む。 この際には塩分の摂取量・間隔を考えること。

9.命のともしび、『火のおこし方』


救助を待っている間に食事をする場合には火が 不可欠だろう。もし、マッチがあればそれは貴重な材料であり、 木々などに燃え移らせて、火を維持する。 決してマッチを無駄づかいしてはならない。 また、先ほど紹介したが、虫眼鏡で太陽光を利用して 火をおこす事が出来る。もし、車に乗っていて、 止まった場合などはバッテリーを利用して火花を 発生させることも出来るし、金属を利用して火花をおこすこともできる。 また、難しいが、やわらかい木を土台にし、かたい木でこすることで 摩擦熱により火花をおこす事が出来る。

10.野獣と戦う。身を守る『武器』

武器は基本的に木などを利用することが出来るだろう。 また、頭を使えば臨機応変にトラップ(罠)も仕掛けることが出来る。 しかし、武器を手に入れても食糧などに利用すること以外 むやみに攻撃を仕掛けない。 特にオオカミ・クマ・ネコ科の大型動物・ワニ(クロコダイル・アリゲーター) ・毒ヘビなどとは戦おうとしないこと。 また、"窮鼠、猫を噛む"といわれているように追い詰める際には 注意を払うことが大切だ。また、仕留めたと思っても仮死状態の 場合などがあるため、棒などでつつき、念には念をおす必要がある。 一番理想なのは攻撃を確実に当て、相手がその場で衰弱するのを しばらく待つことである。 危険な動物に対峙した場合は穏やかに話し掛けながらゆっくりと 引き下がること。 また、魚を捕まえるには岩で囲んだり、 大きな石に小さな石をぶつけたりすることが有効とされている。 また、銛(竹などで作っても良い)で刺して取るのも良い。 海ではスプーンなどの金属でルアーフィッシングのように して釣ることも出来ることが知られている。 その際は針金などで針をつけておくことを忘れずに。 また、救命ボートなどに針金が触れないように気を配ること。


引き続き「生死を賭けたサバイバル(続編)」をお楽しみください。