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生存を賭けたサバイバル(2/3ページ目)

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11.一体どうやって調理する?非日常の食材

基本的に食物は火などを通して料理して食べなければならない。 動物などは皮をはぎ、調理する。 また、いもむしなどの昆虫はゆでた方が良いとされている。 貝類は寄生虫を殺すために捕まえたらすぐにゆでる。 カメは甲羅が外れるまでゆでる。

12.「これ食べれる?」、我々を惑わせる植物


熱帯雨林などでは植物が大量に生えている。 しかし、その中には危険な植物も含まれている。 例えば果実が熟れすぎていたり、カビや菌がついているような果実。 アーモンドのような匂いがするもの。判断のつかないキノコ類。 葉が3枚一組の植物。ニンジンなどに似た植物の葉。 ピンク・ムラサキなどの色の毛が生えた穀類などである。 以下には植物が食べられるかどうかのテストを掲載するが、 キノコには該当しないので注意して欲しい。 途中で異常が現れた場合はテストを中止し、 すぐ指を入れて吐き出し、水を大量に飲むこと。

植物のテストを行う際は、各部位をそれぞれ 違う方法で試す必要がある。テストをする際は 8時間前から食事をとらないこと。 最初、手にすりつけてみて、 唇の外側に少量をつけて3分放置する。 その後、舌の上に載せて15分、 噛んでみて飲み込まずに15分、 これでも問題が起きなければ、飲み込んでみて 8時間待つ。そして、4分の1カップ食べ、 8時間経過しても問題が無い場合はこの部位を この調理法で食べると判断する。

13.救助される可能性を逃さないために

今まで様々な情報を提供してきたが、最終的には 救助されることを目的としている。 救助の際には出来る限り3日間は その場所を移動してはならない。 また、移動する場合は高地で開けた場所を目指す。 遭難した場合には、まず方角を知る方法を知っておく必要がある。 太陽は東から昇り、西へ沈む。 北半球では正午には真南に、そして南半球では正午には真北にくる。 また、直接的に役に立つとは限らないが、花は 太陽に向かって咲くことが多く、木の葉は太陽の当たる方向に 多くついている。また、北半球では木の年輪は南側の 年輪が狭い。 また、方向を知るために我々はコンパスを利用する。 しかし、突然の事故においては必ずしもコンパスを持参している わけではないだろう。 そこでコンパスの作り方を知っておく必要がある。 コンパスは金属を磁石でこすったり、シルク(絹)の布でこすったりすることに より出来上がる。これを平らなものに載せれば北の方向を指す。 尚、2時間おき位に再度行う必要がある。 また、歩いた距離を知るために1時間あたりの歩行距離の 目安を知る必要がある。 これは個人差や足幅などが関係してくるため臨機応変に 利用する必要がある。だいたい軽い荷物で平坦な 場所を歩く場合は1時間あたり5kmであり、 熱帯雨林では1km程度である。 これに当てはまらない場合は、利用して適当な距離の目安を 判断する。もし、航空機などに使われている 無線を利用できるならば救助を要請することが出来る。 その際は国際遭難信号を使うとよい。 あとは、遭難している人数・場所などを 複数の生存者がいる場合は、英語に長けている人物にお願いすればよい。 尚、国際遭難信号は(「メーデー、メーデー」である。 また、高地の開けた場所では火による信号も有効である。 この際には、三角形に3つの火を並べたものが国際信号である。 また、航空機などがかなり近くによっている場合は ボディ・シグナルも有効だ。 もし、相手が遭難していることに気付かなければ 全員その場で横になり、両手を上に挙げる。 これは「緊急に医療手当てを要求する」というシグナルだ。 また、航空機に対する信号として丸太などで"─"を 作ることで医者が必要という意味であり、 "F"をつくる事により食糧・水を要求するという印になる。 相手がこれを理解したら機体を左右に振ってくる。 また、理解できていない場合は右に旋回し、周回する。 また、音や、光による信号では 一分間に6回行い、1分間の空白をあけ、また繰り返し行うことで 遭難を伝えることが出来る。 日中に限ってだが、鏡(金属を磨いたもの) を太陽光に反射させ、相手に存在を知らせることが出来る。 パイロットの証言によると天候が良好ならば 160Km離れていても見える事があるという。 山での遭難では、SOS信号が遭難信号だ。 この際には「短音3回、長音3回、短音3回」を繰り返す。 相手が救助に訪れる場合は ヘリコプターで来る場合が多いだろう。 この際には後ろから近寄ってはならない。 後ろのモーターに巻き込まれてしまう恐れがあるからだ。

14.場所に応じたそれぞれの知識

今まで様々な対処法などを紹介してきた。 この調査もそろそろ終わりに近づいてきた。 そのため、そのあらゆる場所においての 命綱ともなる事柄を紹介する。


砂漠でのサバイバル活動

砂漠でのサバイバル活動においてはなんといっても 水の確保が生死の分かれ目だ。 砂漠で水を確保するにはオアシスを発見するか、 干上がった川の端の底を掘ったり、 岩などの間にたまった水や、サボテンに含まれている水分 を利用する。 植物がある場合にはビニール袋をかぶせ、植物の蒸発した 水分を集める。もし、鳥を発見した場合には その先には水があることが多い。 また、人が作った目印は泉の場所を示している場合がある。

熱帯雨林でのサバイバル活動

熱帯雨林でのサバイバル活動はまさに 天使と悪魔の両方を併せ持っているといえるだろう。 熱帯で文明を嫌っている民族が生活しているように 一時的ではなく一生を過ごせるほどの食糧・水が存在する可能性が高い。 水は木を切ってみるとその中に含まれている場合もある。 また、動物を観察しているとその動物が水を確保している 水のみ場を発見することが出来る。 また、どうしても水が発見できない場合には木の葉に ビニールをかぶせ、水分が蒸発した水を確保する。 また、そこがマングローブ林ならばさらに注意する必要がある。 ワニや、有毒な昆虫など多種多様な生き物が 集まっている可能性があるからだ。 そこで、熱帯に見られる危険な生物を少し紹介する。 まず、ムカデだ。 小さいムカデは毒を持っていない可能性もあるが、 大型のムカデは毒を持っている可能性がある。 そして、日常生活でも見られるハチも危険だ。 もし、ハチに追われている場合は茂みなどに隠れる必要がある。 また、何度もヒルに苦労させられることになるだろう。 ヒルが噛み付く前に払って落とせばよいが、 噛み付いている場合にはガソリン、アルコール、火などを 利用して取る。また、サソリは猛毒を持っている場合があるために 注意を払う。アウトドアなどでキャンプを張っている場合には 靴などを入れておくほうが良い。 もし、靴などを外に出したままの場合には 履く前にサソリなどが入っていないか確認する必要がある。 我々がよく知っているクモであるタランチュラは 見た目ほど毒が強いというわけではないが、噛まれると激痛が走る。 また、火を起こす場合には山火事にならないように気を配る必要がある。


地球の大半を占める海…、そこでのサバイバル
引き続き「生死を賭けたサバイバル(最終編)」をお楽しみください。