基礎-地球・天文- 今回は 地球・天文に関する情報を少し取り上げてみることにする。 それは、「サイトで地球・天文についての知識が無いので内容を把握・理解するのがたいへん」 という意見が多数聞かれるためである。 もちろん、このページだけでは 基礎的な情報でさえ触れることが出来ないが、 分かりにくい点を幾つか紹介し、 今回は穴埋め形式にするなど所々で知識の腕試しを用意してある。 さらに興味を持たれた方は専門サイト様を訪れてみてほしい。 地球の形成 太陽の形成時に太陽の重力範囲にある低温の 星間物質(宇宙塵)が集まって出来た 小惑星が衝突を繰り返し、次第に大きくなり地球を形成した。 このとき地球はこの衝突のエネルギーを受け、高温になり、 軽い物質は上層部に集まり、重い物質は中心部に沈み、 層構造が形成された。その後、衝突した惑星から ガスが噴出され、その中から水蒸気が急速に凝結して水になり、 海洋が出来たと現在は考えられている。 地球の歴史 皆さんにも参加していただこうということで、 地球の歴史は穴埋め問題にしてみました。 私が作ってしまうと公平ではないということで、 某私立大学の入試問題を探してみたところ、以下のようなものが 全てそのまま出ていました。ぜひ挑戦してみてください。 問題は『1〜8』の8題あります。 『5』は漢字2文字、『7』は地質年代を答えよ。 (解答・解説) 地球は今からおよそ『1』億年前に誕生した。 そして、およそ『2』億年前にはすでに堆積岩がつくられた。 このことは堆積岩のもとになった岩石がすでに存在していたことを 示している。 およそ『3』億年前になるとウラン鉱床が河川堆積物の中に 作られるようになった。 これらのウラン鉱床は酸化されていないことから、 当時の水には現在のようには酸素が含まれていなかったことがわかる。 ところが、およそ『4』億年前になると世界各地で酸化鉄の鉄鉱床が 大量に作られるようになる。これが現在の主要な鉄資源となっている。 酸化鉄の存在は水や大気に酸素が増えてきたことを示しているが、 そのことはまた『5』の活動が相当に活発であったことの証拠でもある。 カンブリア紀になると無脊椎動物が大発展する。脊椎動物が出現するのはおよそ 『6』億年前に始まる『7』である。 それに引き続いて陸上動物が大森林をつくるまでに発展し、 やがてそれは炭田となっていった。これは18世紀のイギリスにおける 産業革命の原動力となった。 およそ『8』億年前は白亜紀の中ごろであり、恐竜が栄えた時期であった。 哺乳類が栄える新生代は恐竜が絶滅したおよそ6500万年前以降であり、 人類の出現はおよそ200万年前のことである。 現代文明をささえるウラン鉄鉱や鉄資源や化石燃料は かけがえのない地球の歴史そのものである。(抜粋) 地球型惑星が存在するためには… 地球型惑星が存在するためには様々な条件が複雑に 作用している。例えば太陽のような存在も必要であり、 惑星の質量も大気を抑える重力を 維持するために必要となる。 太陽と月 太陽と月の関係に関しては「日食」と 「月食」が挙げられるが、 日食とは太陽が月に隠される現象で、 月食は月が太陽の影に入って隠れる現象である。 月に関して基礎的な情報は やはり初めて着陸したアポロ11号だろう。 1999年にはルナ・プロスペクターが 水蒸気の有無などの観測のため静かの海に突入した。 太陽と黒点との関係は密接に関係しており、 活動が活発な時は黒点の数が増えている。 『就職問題』から引用 地球の構成 地球の内部を層は「地殻」 「マントル」「核」 で構成されている。『就職問題』から引用 惑星探査 太陽系の惑星探査には過去に様々な探査機が送られた。 例えば海王星の探査には「ボイジャー2号」が送られ、 木星には「ガリレオ」、土星には「カッシーニ」、 金星探査には「マゼラン」、火星には「マーズパスファインダー」 が送られた。『就職問題』から引用 太陽系の天体 以下の問題は書籍の『一般常識問題』からの抜粋であるが、 公立高校や大学入試で用いられる簡単な表現を取り入れた。 以下の天体(惑星)を順番に解答できなくとも 分かるものからメモをして埋めていき、 消去法を用いれば解答出来やすいように調整した。 次の条件に当てはまるものを 太陽系内の天体(大半が惑星)で答えよ。 (解答・解説) 【1】地球から非常に遠いが、衛星が1つ発見されたため質量が判明した。 【2】自転軸がほぼ公転面内に位置する。 【3】最大の天体でも直径1000km程度で、質量は非常に小さい。 【4】大気は二酸化炭素を主成分とし、激しい砂嵐に見舞われることがある。 【5】ほとんど大気が無く、昼側の表面温度は400度以上に達する。 【6】平均密度は惑星中でもっとも小さく、今では数千本のリングが存在する。 【7】放物線や楕円軌道を描いて太陽系を周回しており、主成分は氷と岩石。 【8】この天体の衛星に、地球以外ではじめて活動中の火山が発見された。 【9】1989年、縞模様などが発見され、大気が激しく動いていることが分かった。 【10】質量や大きさは最も地球に近いが、表面温度は500度に達する。 |