日本 高松塚古墳 飛鳥の古墳を代表する7世紀末〜8世紀初頭の壁画古墳。 特別史跡。奈良県高市郡明日香村平田の丘陵南斜面に築かれた 直径約20メートル、高さ約5メートルの円墳。 埋葬の施設は墳丘中央で南に開口する凝灰岩製の石棺式石室。 内法は長さ265.5センチ、幅103.5センチ、高さ113.4センチ。 石室内部の壁、天井、床に漆食を塗り、東・西・北壁と天井に壁画を描く。 東壁の中央に青竜、上に日像、南に男子4人群像、 北に女子4人群像。西壁も中央に白虎、 その上に月像を配し、南に男子4人群像、北に女子4人群像、 また北壁の中央に玄武を描く。天井には径9ミリに切り抜いた金箔 を星とし、朱線で結ぶ星宿をつくる。 仁徳天皇陵 大阪府堺市にある日本最大級の前方後円墳。 大山古墳ともいう。 全長約480メートル。5世紀半ば位のもので仁徳天皇 の墓といわれている。 吉野ヶ里遺跡 佐賀県神埼町と三田川町にまたがる弥生時代の遺跡。 工業団地用地となっていた丘陵を1986年(昭和61)から発掘調査した結果、 学問上きわめて重要な所見が得られたので保存され、 現在、史跡公園として整備が進められている。1992年(平成4) 国営公園「吉野ヶ里歴史公園」として閣議決定、 95年着工された。国営公園と一体となって、 遺跡の環境保全、歴史公園の機能充実のために63ヘクタールの 県営公園も計画されている。 |