中国

殷墟

中国、ホーナン省安陽県小屯村付近にある古代の殷王朝の都の遺跡。 1899年、この遺跡から掘り出されたカメの骨やウシの骨に 古代の甲骨文字が彫りつけられているのが発見され、注目を集めた。 1928年以降、発掘、調査が続けられ、居住遺跡、王墓などがみいだされている。 1976年に、盗掘をまぬがれた完全な状態で発見された5号墓は 大きな衝撃をもたらした。殷墟の青銅器は 美術品としても知られている。
始皇帝陵


紀元前3世紀に中国を統一した秦の始皇帝の陵墓で、中国シヤンシー 省にある。多数の兵士やウマの傭が整然と並ぶ兵馬傭坑が有名。
万里の長城

中国本部の北側に築かれた防御用の城壁。 現在その延長は地図の上からは約2700キロであるが、 重複している部分を加えるとその倍近くになる。 春秋時代の斉が領土防衛のため国境に築いたのが長城の起源で、 戦国時代の諸国もこれに倣った。秦の始皇帝は中国統一(前221)後、 匈奴の侵入を防ぐため、甘粛省南部から北へ、 黄河大屈曲部の北を巡って東に延び、 東北地区の遼河下流に至る長城となっている。
敦煌洞窟

中国、甘粛省敦煌県城の南東20キロ、 大泉河に臨む鳴沙山の断崖に営まれた石窟寺院で、莫高窟(千仏洞) ともよばれる。南北約2キロにわたって486個を数える窟院が、 二段、三段、四段と層をなして並んでいる。唐の碑文によると、 石窟の開削は前秦の366年(建元2)楽の創建とされるが、 現存する最古の窟としては北涼窟があり、元代まで及ぶ。
雲崗石窟

中国シヤンシー省タートンの西方、雲崗にある北魏時代の大石窟寺院群。 大小53の石窟が1キロメートルにわたって連なっている。
竜門石窟


中国ホーナン省ルオヤンの南方、竜面にある大石窟寺院群。 洞窟の数は1352といわれ、その中には10万体近い仏像が刻まれている。
仰韶

中国ホーナン省にある中国最古の農耕文化の遺跡で、 紀元前4000〜前3000年のもの。文様や動物が描かれた彩陶が出土した。
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