トルコ トロイ エーゲ海岸にある紀元前3000〜後300年の都市。 ギリシア神話のトロイ戦争に登場。 エフェソス トルコ、小アジアの西海岸に栄えた古代都市。 『新約聖書』ではエペソと書かれる。紀元前11世紀末ごろに建設され、 イオニア12都市の一つとして、 前6世紀ごろから植民と貿易により発展した。 古代七不思議の一つに数えられるアルテミス神殿もこの地に建立された。 ローマ支配下にもアジア州の州都として栄え、 紀元後53年から約2年間、使徒パウロがここに滞在して伝道し、 教会を建て、『新約聖書』の「コリント書」「ガラテヤ書」を書いた。 使徒ヨハネも聖母マリアを伴い、晩年ここに住んだと伝えられている。 262年、ゴート人が侵入して市街と神殿を破壊、その後復興したが、 昔日の繁栄は回復しなかった。431年エフェソス公会議が開かれ、 15世紀後半には一寒村と化し、19世紀後半から発掘された。 カッパドキア 小アジア東部の高原地帯(現在のトルコ東部)の古代地名。 南はタウロス山脈、北は黒海、東はアルメニアおよびユーフラテス川、 西はトゥーズ湖に接している。ただし北部は ポントゥス、中部と南部は大カッパドキアと よばれるようになった。紀元前15〜前12世紀にはヒッタイト王国の 中心となり、前6世紀よりアケメネス朝ペルシア帝国のサトラピイ (州)となった。アレクサンドロス大王の征服後、前301年独立王国が 建設されたが、しだいにローマの勢力下に置かれ、紀元後17年 ローマ帝国にその一州として併合された。 ネムルトダア山 トルコ南東部、ネムルトダア山頂に巨大な人頭像がある。 元は高さ10メートルの彫像の頭部だった。 紀元前1世紀頃のもの。 アララト山 トルコ北東部。聖書では大洪水の後、「ノアの箱舟」が流れついた 場所と記されている。山頂に4000年以上前の木材片らしいものが発見されている。 |