人気が出るゲームソフトの秘密−6

筆者:長官
ファンタシースターオンライン オペレーターズサイド

最近はブロードバンド化が進み、これからもさらに オンラインゲームが増加するだろう。しかし、 オンラインゲーム制作の際にはオフラインゲームに比べ、 さらに複雑な問題が増える。例えば環境の整備も例外ではない。 「ゲームはやってみたいが、設置・設定することがめんどくさい」 という事は現実の問題として存在する。また、 「ストーリーが単純化する」 「仲間に強いレベルの人がいる=二人目のキャラクター (一度クリアをしてしまった人。 一度クリアしたキャラクターのアイテムを装備しており、 最初から強い人など)と一緒に進んでいても面白くない」 などという意見もあるだろう。また、当然だが、 「電話代がかかる」などという意見も聞こえる。 先ほど「強い仲間がいると面白くない」と書いたが、 これは必ずしも言い切ることが出来ないために、 かなり難しい問題だ。ユーザーの中には 「レベルの高い人に戦闘などのコツなど説明してもらったり、 また時にはアイテムを譲ってもらえる」と思う人もいるだろう。 私自身も「ファンタシースターオンライン」では 様々な人たちに助けてもらい、そのためゲームの 内容以上に長い間楽しむことが出来た。 このように、デメリットが、ある意味ではメリットになっている ともいえるのだ。オンラインゲームの醍醐味は、 なんといっても皆で協力し、難関を突破するということにつ きるだろう。また、オフラインゲームとは違い、 一人のキャラクターに"なりきる"ことにより、 一層その世界観に浸ることが出来る。また、 オンラインと平行して音声を利用した作品も注目を集めるかもしれない。 『オペレーターズサイド』などはその例で、 「自分はオペレーターになり、音声により主人公に指示を出し、 エイリアンたちと戦う」という新感覚のゲームになっている。 しかし、このゲームは同時に、 「孤独感や恥ずかしいさを感じる」 などといった印象を与えてしまう可能性も高い。 そのため、オンラインと同時に採用することによって解決出来るだろう。 このように、これからのゲーム業界はまだまだ発展の可能性を秘めている。 しかし、残念なことに、最近は「新しいタイトル」が少ない。 これには理由があり、ゲームソフトの価格は低下、 もしくは平行しているのに対し、本体の性能が良くなり、 ゲームを作る予算がかかるという事が関係している。 私を含め、ユーザーは新しいタイトルが出ない理由について 十分理解していると思うが、 それでも「新しいゲームタイトルを期待せずにはいられない!!」

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