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ネス湖のネッシー

不思議捜査官達の意見を元に長官が作成
捏造だったと言われながらも注目を浴び続ける伝説の未確認生物。
ネス湖
イギリス、スコットランド。ここは世界的に有名なネッシーの 目撃場所として知られている。 ネス湖は、全長約37キロメートル、 最深部の深さは、290メートル、平均すると200メートル前後。 水質は濁っており、視界は悪い。

左から「1933年11月、ヒュー・グレイが撮影した写真。この写真は世界初のネッシー写真として知られている」 「1951年7月14日、ラクラン・スチュアートが撮影した写真。コブが写されており、正体が検討された」
ネッシー目撃
ネッシーの目撃例が増加したのは、 1940年頃で、 1933年ごろに国道がひかれ、交通の便が良くなった結果、 人の出入りが多くなったためと考えられている。 初めてこのネッシーらしき巨大生物が出てくるのは 西暦600年頃の『聖コロンバの生涯』という本である。 コロンバとその一行は、ネス湖に訪れ、葬式をしていた人たちの姿を目にし、 地元の人間が巨大な生物に襲われて食い殺されたという話を耳にした。 コロンバは、 従者を向こう岸まで渡らせることにし、 従者が恐る恐る湖に入っていくと、 巨大なカエルのような生物が現れたという。 コロンバは、手で十字架を形どり、「止まれ!すぐに立ち去れ!」 と言うと、その巨大生物はすぐに姿を消したという。

「1975年、ボストン応用科学アカデミー調査団が撮影した写真。 ネッシーの顔と胴体、そしてヒレの部分を撮影することに成功した。 それによると、ネッシーの頭部には、麒麟のような角が2本あり、 顔は丸く、プレシオサウルスのようなヒレを持っていることが分かった。 今もなお信頼のおける機関が撮影した写真として信頼度が最も高い写真として知られている」(左) 「1977年、5月22日、アンソニー・シールズが撮影した写真。」(右)
環境的に見たネッシー
第一に、ネス湖にそれほどの巨大生物が生息できる環境であるかとい うことを考える必要がある。 深さは、先ほど述べたように平均200Mで、 環境から生育出来るかどうかという問題は様々に議論されている。 しかし、問題なのはエサ・個体数の問題である。 情報提供によると一般に種族を維持するには 最低限でも個体数が200を超えなければならないと言われているが、 それはネス湖だけでは不可能である。勿論、エサも問題である。 しかし、情報提供によると海とネス湖がつながっている可能性もあるという。 実際に、このネス湖周辺ではネッシーといわれている プレシオサウルスの骨が大量に見つかっている点も注目すべき点である。
外科医の写真


撮影以後、ネッシーの証拠写真として世界的に広く知れ渡っていた 『外科医の写真』。 撮影当初から大半の研究家は疑いを持っていたが、 1994年3月イギリスの「サンデー・テレグラフ」紙によって 事実上ネッシー写真偽造論争は終幕を遂げた。 この写真が”ヘビの模型をくっつけたおもちゃの潜水艦”を写したもの だったと報道し、世界中にニュースとして流れたのだ。 これは、撮影者のウィルソンの関係者だったクリスチャン・スパーリング が、亡くなる直前の1993年11月に告白したため判明したものである。 しかし、これに対し、依然として何らかの「スパーリングは 何らかの圧力がかかったため発言させられたのだ」と主張する研究家も 未だに存在する。
不思議捜査官からの情報提供

不思議捜査官:マロンさん
日本版ネッシーといえば池田湖のイッシーと屈斜路湖のクッシーですね。

不思議捜査官:ヒューゲル
ネッシーは湖ではなく、周辺の洞窟に潜んでいるという噂があります。

不思議捜査官:東島
ネッシーの正体はプレシオサウルスという仮説がありますが、 プレシオサウルスは1億5000万年前に生息していたと考えられており、 ネス湖は1億年前に形成されたので時間的に無理があると思います。
新着情報:象の見間違い!?

イギリスのスコットランドにある グラスゴー大学の博物館で研究する 二ール・クラーク氏は2年間、ネッシーに関する調査を行い、 30年代の前半、 ネス湖周辺ではよくサーカスが行われており、 動物を水浴びさせていたという事実から、 ネッシーはこの時の象であるという仮説を提唱して説明を行った。 正体不明の生物が写っている写真の 水上に出ている2個のコブは象の背中、 首に見える部分は鼻によく似ていると説明した。 また、これ以外の目撃情報は流木や波の誤認であると説明している。 (英BBC.2006)

CRC長官からの補足

ネッシーの正体は象であるというように、 UMA(未確認生物)の正体を存在する既知生物の誤認として 考えることは珍しくなく、 ヴァン湖の「ジャノワール」などのようにしばしばあります。 日本のサイトでも昔からネッシーの正体が 象ではないかという話は昔からよく聞きます。 今回は、その根拠となる当時のサーカス団という歴史とともに 紹介することによって、より具体的な説明が試みられたといえます。
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