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宇宙人

担当:長官
広大な宇宙のどこかに高度な知能を持った宇宙人はいるのだろうか!?
序章.宇宙人

アブダクション、UFOの目撃など世界中でエイリアンや 宇宙人の話題が尽きることは無い。 今回は、これらの実際の事件に基づくものではなく、 科学的に宇宙人がいるのか検証する。 尚、似たような言葉としてET、異星人、エイリアンなどニュアンスが異なる 言葉があるが、今回は宇宙人(正確には人ではないが)という言葉 で統一させていただきたい。

COFFEE BREAK 〜アブダクション〜
アブダクションはエイリアンによる誘拐事件を指す言葉で、 「ヒル夫妻誘拐事件」など数々の報告がある。 体験を覚えていない場合が多く、 退行催眠を用いた報告が多い。

一章.科学的な議論

宇宙人はいるのか…、 この問いに対しての答えは一般の人だけではなく、 様々な分野の一級の研究者であっても考えが大きく異なる。 つまり、「いる」のか「いないのか」ということだ。 宇宙以外の生命の存在の有無の中でもとりわけ、気になるのは 我々のような「高度な知能を持つ生命体」がいるかどうかということだろう。 この、問いに対して結論を出すたの正式な学会が存在する。 SETI(Search for Extra-Terrestria Intelligence)だ。 ここでは、巨大なアンテナを用いて電波を集め、実際にその電波の解析作業も行われている。

二章.人類と宇宙人の起源

宇宙人の可能性を考える上ではまず、 地球の生物の起源を知る必要がある。 その中で、現在有力なのは「生物進化」で 取り上げたように、隕石が地球に衝突し、 材料となるアミノ酸などが地球に降り注ぎ、 徐々に進化してきたというものだ。 実際に、人体の組成と宇宙に存在する成分を比較してみよう。 尚、構成比率が多い順番から左から掲載する。

成分 水素 ヘリウム 酸素 炭素 窒素
宇宙
人体 ×

上図のように、 宇宙と人体の構成成分を多い順から並べると、 ヘリウムを除いて一致していることがお分かりいただけるだろう。 このヘリウムは化学的な安定が良いのでほとんど反応することは無い。 これらが意味するのは生物を構成する成分は決して珍しいものではなく、 宇宙には材料は揃っているということだ。 では、生物が誕生することに必要なものは何か。 それは、エネルギーである。 つまり、太陽のようなエネルギー源が必要なのだ。

三章.膨大なエネルギー源

生物が誕生するための もう一つポイントになるのは太陽のようなエネルギー源だ。 この太陽のような恒星は銀河系だけでも実に2000億個存在する。 また、太陽のように重力が大きいものは周りの惑星を捕らえるので、 似たような構成になる可能性があるのだ。

COFFEE BREAK 〜MUFON〜
様々なUFO団体がありますが、 世界各地に拠点を持つ最大の団体は 1969年に設立されたMUFON(Mutual UFO NetworK)で、 情報収集や様々な研究が行われています。

四章.最大の議論の的。知的生命体。

最初に述べたように生物や宇宙分野で活躍する一流の科学者達に とって知的生命体が存在するのかという問いに対しての回答は大きく分かれている。 今まで紹介したように「材料とエネルギー源」という重要な 要素を考えた時に生物誕生という可能性は高いと考えられる。 事実、地球は46億年前に形成されたが、10億年後には生命が誕生している。 このように、科学者は生命の誕生の可能性については「可能性がある」 という意見まで含めるとほとんどの研究者が支持している。 しかし、ヒトのような高度な知能(宇宙の中でヒトが果たして本当に高度な知能を 持ってているのかは議論の余地があるが)を持っている 知的生命体、つまり、私達が考える宇宙人の存在の可能性については大きく分かれているのだ。 ここでは、知的生命体の存在する確率として考えられたドレークの式を紹介しよう。

実際に計算して広大な宇宙に思いをはせて欲しい


下記の式の最初の二つの値については研究者が出した妥当な数値があり、 銀河系内で1年に出来る恒星数は200、その恒星が惑星を持つ割合は0.3となっている。

銀河系内にいる宇宙人の種族数 銀河系内で1年に出来る恒星数 × その恒星が惑星を持つ割合 × その惑星で生命の可能性がある惑星数 × 実際に生命がいる惑星数 × 宇宙への通信が可能な割合 × 文明の寿命

最終章.宇宙人の存在…

皆さんは上記の計算でどのような値になっただろうか。 太陽系のような単位が集まり、銀河を形成し、 それらは今回計算した銀河系と呼ばれる。 しかし、実際の宇宙はこの銀河系が幾つも集まって成り立っているのだ。 個人的に、私は知的生命体は存在するのではないかと思う。 しかし、実際に人類が他の知的生命体と接触できる可能性は限りなく低いように感じる。 それは、その文明同士が極めて短い期間で 時期が一致していなければならないことや、 その惑星同士の距離の問題からだ。しかし、私は、 この広大な宇宙のどこかに宇宙人がきっといる…、 そう考えるだけで何か不思議な気分になるのだ。
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