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人体自然発火現象の謎

担当:長官
人体自然発火現象。それは事故、殺人か、それとも…
人体自然発火

人体自然発は過去に幾つかの事例がある。 この現象は不思議現象としてよく知られている。 今回は最初にそれらの中でも特に有名な1例を紹介し、検証する。

アルフレッド・アシュトン焼失事件


イメージ図

1988年1月8日、イギリス南部の都市「サウサンプトン」

被害者は足だけを残して人体が焼失しており、 部屋は悪臭がたちこめ、高温状態だったが、火災の跡は無く、 現場検証では出火原因を特定することが出来なかった。

人体自然発火現象の原因として考えられる仮説

人体が自然に発火することなどありえるのだろうか。 幾つかの説を紹介、検証してゆく。

リンによる人体自然発火説
リンによる自然発火説。 黄リンは大気中では激しく燃える。 しかしながら体内で発生したリンが自然発火を引き起こす ほど発生するとは考えられず、この説は否定される。

細菌による人体自然発火説
発酵などのようにある種の細菌は熱を発生することが知られている。 この説はそれらの細菌が発火を引き起こしたのではないかという説だが、 生きている限り免疫によって細菌が異常繁殖することは無い。 しかし、被害者が何らかの原因で死亡して細菌によって 温度が高くなることはある。しかし、これが発火の直接の原因と考えることは難しい。

アルコール大量摂取による自然発火説
この説は中世ヨーロッパが提唱された。 この説では強いアルコールなどを大量摂取すると 人体発火が起こるという内容だが、科学的に この説は否定される。

自殺、殺人による人体自然発火説
通常、火災が関連する事件では殺人による可能性も考えられる。 今回の事件は部屋が燃えていないために可能性は低いと考えられた。 しかし、殺害した跡に被害者だけを故意的、偶然的に 焼失が可能なのかということについての科学的証拠はない。

プラズマによる人体自然発火説
火の玉の正体とも考えられているプラズマが偶然にも自然に(故意的な場合には殺人) 被害者に燃え移ったという仮説。 プラズマは科学的に証明されているので、この説自体は否定することは出来ないが、 確率的、状況的に考えるとそれほど支持できる説ではない。

人体ロウソク化現象による人体自然発火説
人体ロウソク化現象とは服などの布を着た状態で 布に火を付けると人体と服がロウソクの状態のようになり、 燃えるという現象である。 これは人体と似た組織を持つ豚を布でくるみ、 実験することで実際にこの事件のような状態になることが明らかとなっている。

未だ解明されていない人体の遺伝子的な人体自然発火説
遺伝子にこのような人体発火を引き起こす原因が含まれているのではないかという説で、 一部の研究者たちは注目しているという。 しかし、人体発火を起こすほどのエネルギーが人体の細胞から発生するという 可能性は現在の科学的根拠から考えると低い。

上記以外にも、エイリアン襲撃説、ポルターガイスト説、 地磁気異常説、ファイアーレイン説、精神エネルギー説などが 提唱されているが、仮説としては不十分と考えられる。

事件の真相


様々な仮説を紹介したが、 この事件の人体自然発火現象は 「ロウソク化現象による人体焼失」 の可能性が高いと考えられる。 そして、さらにその原因も考えてみよう。 まず、考えられるのは被害者が何らかの原因で 突然死し、ストーブに引火したという可能性と、 殺人という可能性だ。 しかし、殺人という証拠などは出ていない。 人体発火はこの事件以外にも起こっている。 全てがこのロウソク化現象に当てはまるとは考えられず、 犯人が被害者の服などに何らかの燃えやすい素材などを 仕込み、事件を起こした可能性なども考えられる。 皆さんはこの人体自然発火にはどのような 真実が隠れていると考えるだろうか…
不思議捜査官 知子

人体自然発火現象は果たして何か エネルギーやオーラのようなものと関係あるのでしょうか。 また、これらを確認するために 考え出されたキルリアン写真も不思議です。
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